鍼・針(整体・マッサージ)を受ける時のポイント

指針整体は、指を針に見立てて身体の筋肉をほぐしていきます。

 

針を指した後すぐに抜く様に。

 

押すのではなく、「引く」ほうを重視して行っていて、その技術は鍼(針)の技術と共通するところがあります。

 

言い方を変えると、それは自分が患者さんの立場になった時にどの先生、どの鍼灸院、整骨院を選んだほうが良いか?につながるので、そのポイントを2つ紹介します^^

大事なポイント1

「鍼(針)は刺す時より抜く時のほうが大事」

整骨院・接骨院に行くと、時々先生が鍼を刺して、スタッフのアルバイトの子(これから鍼灸師を目指す学生さん等)が刺した鍼を抜いているケースがあります。

 

皮膚というのは、一番最後の刺激の影響を受けてその身体の状態を維持してしまうので、鍼を抜く時はきちんと抜かないとせっかくの鍼を打った時の効果も台無しになってしまいます。

 

皮膚、筋膜、筋肉、骨には全て良くなる方向性と逆に悪くなってしまう方向性があります。

 

普段の日常生活で身につけるものを外す時もこの点を踏まえると注意が必要で、

「テーピングの貼り方」や「靴紐の結び方」にもこの方向性が関与して身体に影響が出るので今までのやり方を見直すケースがよくあります。

大事なポイント2

「鍼(針)を指す時は刺す場所を見ないことが大事」

鍼を指す瞬間、その一瞬だけ手元を見ない(目線を外す)先生はとても上手な先生だと考えられます。 

 

皮膚というのは、自分の無意識下でも色んな情報を受け取っていて、例えば服を着てベッドにうつ伏せで寝ていたとしも、施術者(先生やセラピスト等)の視線を感じて緊張をします。

 

緊張状態の身体は緩みにくく、鍼だけではなく、整体やマッサージ等の施術をする時も手元を見ていると皮膚が緊張もするし、施術者の目線が下になることで姿勢が悪くなり施術の効果が落ちてしまいます。

 

始めは手元を見て場所を確認する→実際に身体にアプローチする時はその場所を見ない

 

特に動物や身体に対して素直な感覚を持つ障碍のあるお子さん等は、「目線」だけの違いで拒否反応(触るな!)のアクションを起こして動かれてしまうケースがあるので、施術者側は注意が必要です。

 

相手がじっとしてくれない→動かない様に施術者側が相手に要求する→実は相手の問題ではなく、自分が原因を作っている

 

たかが目線、されど目線。

 

目線も大事なポイントの一つです。

 

この記事を書いた人