HSPとは?
HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略で、
米国の心理学者、エレイン・N・アーロン氏によって提唱された概念です。
「非常に敏感な人」、または「非常に繊細な人」という意味で、
病気や障害でもなく、生まれ持った特性(気質・体質)とされ、
この特性は人間だけではなく、
犬・猫・馬などの動物から魚・鳥・ハエなど約100種類以上の生物にあることが確認され、約15%~20%の割合で存在しています。
この特性があることにより行動を起こす前に注意深くなり、このことは生物としての生き残り戦略であると考えられています。
HSSとは?
HSSとは「High Sensation Seeking(ハイ・センセーション・シーキング)」の略で、
HSPの特性を持ちつつも、その逆の活動的で刺激を追い求める気質の2つの気質を持ち合わせるHSPのことを言います。
HSPの中の約30%(全人口の6%)がHSSであると言われ、HSS型HSPとも呼ばれています。
すごくアクティブな反面、すごい臆病(慎重)だったりする傾向もあり、
常にアクセルとブレーキを同時に踏んでいる様な感覚で、疲れやすさを感じる人が多いのが特徴的です。
HSCとは?
HSCとは「Highly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」の略で、HSPの特性を持つ子供のことを指します。
両親のどちらか、もしくは両方がHSPであるとは限らず、遺伝的な要素が確実にある訳ではありません。
日本の場合では、HSCのお子さんが発達障害(発達障害のグレーやADHDなど)と間違って診断・もしくは判断されることも多く、
HSP/HSCの専門医も日本には指を数えるほどしかいないのが現状です。
カウンセラーやセラピスト、行政機関、学校などでも、まだまだHSPという言葉が知られておらず、不登校の子供の中には非常にたくさんのHSCの子供がいるという風に言われています。
HSPの4大特性「DOES」
HSP(HSC)は、必ず以下の「DOES」という4つの特性が当てはまります。
※もし、どれか一つでも当てはまるものがなければ、逆にいくら繊細で感受性が鋭くてもHSP(HSC)ではない可能性があります。
D:深く処理する(Depth of processing)
O:過剰に刺激を受けやすい(being easily Overstimulated)
E:全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い(being both Emontinaly reactive generally and having high Empathy in particular)
S:ささいな刺激を察知する(beinig aware of Subtle Stimuli)
エンパスとは?
empathy(共感・共感力)という意味の言葉が語源の
シャーマン的な霊能力や超能力者を持った人のことを指します。
エンパスにはスピリチュアル的な要素があり、
HSP概念の提唱者であるアーロン博士も
「HSPとエンパスは別なので区別して扱って欲しい」と述べていて、
HSPやHSCと同様「共感力」が強いという意味で
日本では間違われて使われていたり、
混同して使われています。
エンパスはその共感力の高さから
周りのエネルギーに左右されやすいという特徴があり、
HSPの中でも、特により敏感な気質を持つ感度が高いHSPと
能力的な共通点がると言われています。
エンパスの種類
- 身体直観型エンパス
- 身体ワンネス型エンパス
- 感情直感型エンパス
- 感情ワンネス型エンパス
- 知的変容型エンパス
- スピリチュアルワンネス型エンパス
- 動物エンパス
- 植物エンパス
- 鉱物エンパス
- 逆エンパス(エルゴン)
エンパスとHSPの違いについて
エンパスとHSPはよく混同されて、
HSPのことをエンパスと記載しているインターネットサイトも
時々見かけます。
HSPとエンパスの違いの決定的な違いの一つは
スピリチュアルな能力があるか無いかです。
エンパスの特徴はほとんどが科学的に証明できないものばかりに対して、
HSPはきちんとしたチェックテストや定義がはっきりしていて、
世界中で研究が進められています。
※そして、きちんとしたデータ等はありませんが、
HSPの中にエンパスの人はいて、
その反対に、エンパスであって、HSPでない人というのはほぼいません。
自分を知り、自分だけの扉をひらく『ライフチェンジアカデミー』
LINE公式の登録はこちらから